ビタミンＭに期待される効能／ビタミンＭをサプリメントで摂る
こんにちは、「ビタミンＭ辞典」管理人の坂本です。
■ビタミンＭに期待される効能
ビタミンＭは野菜に多く含まれる栄養素で、野菜を多く摂取する習慣のあった昔の日本の食生活では不足することも少なかったんですが、欧米型の食生活になってしまった現在では野菜の摂取量が減り、それに伴ってビタミンＭの摂取不足も言われるようになりました。ビタミンＭは胎児が成長する際に必須となる栄養素で、不足すると二分脊椎などの神経間閉鎖障害が起こりやすくなることが知られています。
これらの危険性を減らすためにも妊娠する予定のある女性は不足することなくビタミンＭを取り続ける必須があります。そして、ビタミンＭには神経管閉鎖障害の予防効能以外にも、小児に発生する神経芽細胞腫の発生を抑制する働きがあると言われるようになって来ました。
ビタミンＭの不足は大腸癌や乳癌、すい臓癌などの発生にも関係性するとの報告があり、ビタミンＭをサプリメントにより摂取していた人に大腸癌の発生が少なかったとの報告もされています。
胎児の神経系のトラブルの発生を抑制し、神経芽細胞腫の危険性を減らす効能のため、癌の発生を抑える効能が期待されるビタミンＭを不足することなく摂取するようにして下さい。更に、ビタミンＭには脳卒中や認知症の予防効能もあると海外の研究で明らかになっているため、ビタミンＭは妊婦や若い世代の人だけでなく幅広い世代に必須な栄養素だと言えます。
■ビタミンＭをサプリメントで摂る
ビタミンＭなどのビタミン類が体に欠かすことのできない大事な栄養素であるということは理解していても、不規則で偏りがちな食生活では成人男女の1日に必須な摂取量の２００μgに満たないかもしれません。そんな時には、手軽にビタミンＭを補給できるサプリメントを活用するのがおすすめです。
ビタミンＭは水溶性のビタミンであるため水に溶け出しやすいという性質があり、熱にも弱いので料理をしている間に約50％の栄養素が失われてしまいます。そして、ビタミンＭは体内に入っても100％が働けるわけではなく、ここでも約50％のビタミンＭしか働くことができず、1日に必須とされる摂取量をクリアするには単純に計算しても約4倍の量のビタミンＭを摂取しないといけない計算になります。
妊娠している人ではビタミンＭの1日の必須摂取量は600μgなので、普通の摂取量よりも遥かに多くビタミンＭを摂らなければなりません。いくらビタミンＭ不足が体に悪いとわかっていても、毎日ほうれん草を2束、納豆なら3パック以上を食べ続けるのは大変です。そこで役に立ってくれるのがビタミンＭのサプリメントなんです。ビタミンＭのサプリメントはいろいろなメーカーから発売されており、大塚製薬のネイチャーメイドは2粒でほうれん草の小ぶりなもの1束分のビタミンＭを摂取することができるでしょう。
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