ビタミンＭの過剰摂取／ビタミンＭのサプリメントと薬の飲み合わせ
こんにちは、「ビタミンＭ辞典」管理人の坂本です。
■ビタミンＭの過剰摂取
アビタミンＭが不足することを通して起こるトラブルには、神経障害、胃潰瘍、悪性貧血などがあることが知られています。ビタミンＭは水溶性のビタミンであるため多少なら摂り過ぎてしまっても尿として体外に排出されます。
ビタミンＭの1日に推奨されている摂取量は0.2mg（妊婦では0.6mg）で1日に摂取しても大丈夫だといわれる上限は1mgとされています。毎日の食事だけでビタミンＭの1日摂取量の上限を上回るようなことはありませんが、サプリメントの用法に書いてある量よりも多く摂取してしまうとビタミンＭが過剰になり、不足したときとは違ったトラブルが起こってきます。
ビタミンＭを過剰に摂取することを通して起こるトラブルには、発熱、かゆみ、蕁麻疹、呼吸障害などがありビタミンＭに対する過敏反応が起こります。そのほかにもビタミンＭを過剰に摂取することによりビタミンB12欠乏症の診断を難しくしたり、 小腸からの亜鉛の吸収を抑制してしまう可能性があります。
ビタミンＭだけにかかわらず、ビタミンやミネラルは体に必須だから、摂取したほうがいいからと言うだけで、やたならばと過剰に摂取することは栄養素の不足と同じように何らかのトラブルを起こす可能性があります。必須以上にビタミンＭを摂り過ぎないように、サプリメントを活用する際には用量や用法を守って服用するようにして下さい。
■ビタミンＭのサプリメントと薬の飲み合わせ
ビタミンＭやビタミン、ミネラルなどの必須な栄養素を、日頃からサプリメントを活用して摂取している人も多くいますが、手軽に不足しがちな栄養素を摂取できるサプリメントとの飲み合わせに気をつけなければいけない薬があります。サプリメントでビタミンＭなどの栄養素を健康維持のために飲んでいる人でも、そのサプリメントの特性について意識している人は少ないでしょう。
ビタミンB群の水溶性ビタミンであるビタミンＭは、細胞分裂やDNAの合成に必須なビタミンで、心筋梗塞や肺癌、子宮頸癌、直腸癌の予防に役立つとされていますが、ある特定の薬を服用している人には健康維持のためにビタミンＭのサプリメントを飲むことが推奨されていません。
それは、てんかんの治療でフェニトン（アレビアチン、ヒダントール）という抗てんかん薬を飲んでいる人で、ビタミンＭのサプリメントを摂取することによりフェニトインの代謝が促進されてしまい、てんかん薬の作用が弱まってしまうことがあるためです。サプリメントとは健康な状態の人が健康維持のための補助的な役割として摂取するもんですから、ビタミンＭが不足しがちな場合でも抗てんかん薬を飲んでいる人はサプリメントを摂るのをやめておくほうがいいでしょう。
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