ビタミンＭについて／ビタミンＭの1日の必須摂取量
こんにちは、「ビタミンＭ辞典」管理人の坂本です。
■ビタミンＭについて
ビタミンＭという栄養素をご存知でしょうか。ビタミンＡ，Ｂ，Ｃのように著名ではありませんが、ビタミンＭもビタミンの仲間で、水溶性ビタミンに分類される栄養素です。
ビタミンＭは、ほうれん草の葉に中から1941年に発見されたビタミンであり、ほうれん草の葉のラテン語のfoliumを語源として葉酸（folic cid）と名付けられました。ビタミンＭは、細胞尾増殖に必須なDNAの合成に必須なビタミンであることから、妊娠を希望する女性は妊娠する前からビタミンＭを摂取しておくほうが良いとされています。
ビタミンＭは、ほうれん草などの葉物野菜や果物、レバーに多く含まれているため、食事の際には前向きに野菜や果物を取り入れるようにして下さい。ところが、緑黄色野菜や果物、レバーなどを調理したり、長期間保存しておくことを通して酸化を起こし、それらに含まれているビタミンＭを壊してしまいますから、新鮮な生野菜サラダやフルーツが効果的にビタミンＭを取ることのできるメニューとされます。
そして、多量に飲酒をすることでビタミンＭの吸収を妨げることになります。どのようなに体に必須で、よいといわれるものでも取り過ぎはよくありませんが、ビタミンＭは、水溶性のビタミンなので1日量よりも多めに摂ってしまった場合でも余剰分は自然に体外に排出されます。
■ビタミンＭの1日の必須摂取量
ビタミンＭはDNAを構成する核酸の合成や赤血球を作るという働きがあり、不足すると貧血を起こしたり、胎内にいる赤ちゃんに神経管閉鎖障害というトラブルが発生したりしてしまいます。ビタミンＭの不足によってこのようなトラブルが起こらないようにするには、妊娠可能な年齢の女性では１日400μg（マイクログラム)のビタミンＭを摂取するのが良く、妊娠中の女性では１日600μg、授乳中には500μg摂取することが必須になります。
勿論、ビタミンＭは女性だけに必須な栄養素ではなく、同様に男性も前向きに摂取しておくことが望ましいもんです。妊娠出産に関係性しない成人男女に1日に必須なビタミンＭの摂取量は200μgで、1日の許容上限摂取量は1,000μgです。ビタミンＭの1日の許容上限摂取量が1,000μgと定められていますが、ビタミンＭは水溶性のビタミンなので過剰に摂取されたビタミンＭは腎臓から尿として体外に排出され、多少ならばさほど過剰摂取ということにはこだわらなくても大丈夫です。
心疾患やアルツハイマーの予防にも効能があると言われているビタミンＭは、妊娠を望む若い女性だけに必須なものではなく、中高年の心臓発作や脳卒中が心配になる年齢の人にも大変必須な栄養素です。必須になった時にだけあわててビタミンＭを摂取するのではなく、日々の生活の食事や栄養を補うサプリメントを活用してビタミンＭ不足にならないように気をつけましょう。
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